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NCPC(フィリピン情報センター・ナゴヤ)のブログです。


by ncpc-blog

2010年 フィリピンスタディーツアー

フィリピンスタディーツアー

★期間 :2010年8月20日(金) ~ 8月29日(日)


 6年ぶりの大統領選と総選挙。大統領はじめ新しい政治指導者は今後6年間のフィリピン政治をどこへ導くのでしょう。国内に安定した雇用を生み出し、人々が海外で働かなくても暮らせるよう経済を立て直すこと。軍や警察による市民社会に対する圧力を排除し、自由な政治空間と言論空間を保障すること。この二つがフィリピン政治の喫緊の課題といえます。
 日本は多額の援助で経済の発展を後押ししてきました。しかし、現状をみると、果たして効果があったのか、疑問を抱かざるを得ません。セブ島の埋立地は、強制立ち退きと沿岸の環境破壊と引き換えにつくられました。ボホール島の灌漑ダムは十分な水を供給できず、作物を作れない農民が困窮化しています。
 なぜ日本の援助はうまくいかないのでしょう。人々は援助をどう見ているのでしょう。現場に立って人々の声を聞き、いっしょに考えてみましょう。


★日程 : 
8月20日【午前】 中部国際空港発
     【午後】 ニノイ・アキノ国際空港着
           フィリピンの一般状況についての学習会 
  21日【午前】 メトロマニラ地区訪問(フィリピン文化センター、
          イントラムロス、サンチャゴ要塞その他)
     【午後】 ナボタス漁港、トンド地区など訪問、住民との交流
  22日【終日】 フィリピンのNGOなど訪問、その他
  23日【午前】 マニラからセブ島へ

《 23日~27日 セブ島、ボホール島のツアー 》

  27日【午後】 セブ島からマニラへ
  28日【終日】 自由行動(希望によりツアーをアレンジします)
       夜、交流会
  29日【午後】 ニノイ・アキノ国際空港発
     【夕刻】 中部国際空港着 解散
  
*諸事情により、フィリピン国内でのプログラムを変更する場合もあります。


主催 フィリピン情報センター・ナゴヤ
   名古屋学生青年センター
    〒466-0804 名古屋市昭和区宮東町260
    Tel(052)781-0165/Fax(052)781-4334
   日本聖公会中部教区社会宣教部海外協働プロジェクト



★参加費用 : 17万円
(燃油サーチャージ料と空港税は別途実費いただきます。)
⇒国際線航空運賃、フィリピン国内移動費(航空運賃、チャーターバス代等)、宿泊費、保険費用、プログラム費、学習会の費用などが含まれています。

★取扱旅行代理店:株式会社マイツーリスト
(名古屋市昭和区八雲町136南山大学コパン3F) ℡(052)835-5353

★取扱保険代理店:住友海上火災・イトテル
(春日井市宮町93-6) ℡(0568)31-2512

★お申し込み : 下記の電話またはファックスでお申し込み下さい。
申し込みは、7月13日(火)までにお願いします。ただし、それ以降も受付していますので、ご相談ください。定員20名になりしだい締め切ります。
名古屋学生青年センター
電話(052)781-0165
Fax(052)781-4334

★参加費支払い方法:7月17日(ガイダンスの日程)までに予約金5万円、7月29日までに残金12万円を、下記の郵便振替口座の通信欄に「フィリピン」と明記の上、振り込んでください。
郵便振替 名称:INBR
番号:00870-7-97224
⇒ツアーガイダンスの際、直接ご持参いただいても結構です。

★キャンセル料:出発1ヶ月前までは無料ですが、10日前までは7万円、それ以降は10万円を申し受けます。

★ガイダンス日程:
*7月17日(土)参加者自己紹介、ツアーの説明、フィリピンについての学習など
【時間】午後2時00分~5時00分
【会場】名古屋学生青年センター

★スタディーツアー報告会
9月中に振り返りの会(写真交換会)を兼ねて報告会を開催します。
⇒日本に帰ってから考えたこと、疑問に思ったことなどを語り合いましょう。


★訪問地の概要

セブ島
 マリン・リゾートとして有名なセブ島。日本をはじめとする先進各国の援助や投資による大規模な経済開発が集中しています。工業団地を作る円借款事業はセブ市南部の海を埋め立てて実施されました。しかし、工業団地計画は頓挫し、巨大な空地となっています。2万人の雇用を生み出すと謳われた事業の無残な姿です。
 ツアーでは、被害を受けているコミュニティを訪問し、住民との交流を通して、ODAによる開発が住民と環境にどんな影響を及ぼしているかを実地に検証します。

ボホール島
 ボホール島はセブ島の東に浮かぶ大きな島です。「チョコレートヒル」という、土まんじゅうのような形の丘がはるかに広がる景観が有名です。灌漑用のダムが日本の援助で建設されました。
 第1次事業で建設されたダムでは、灌漑地域の約半分程にしか水が届かず、農民は作物が作れず困っています。新しいダムは第1次ダムの余剰水をまわすことになっていますが、果たして水は足りるのでしょうか。
 灌漑事業の農村を訪問し、農家に泊めてもらってボホール島の自然に触れ、灌漑用ダムの持つ意味や日本の援助について住民たちと意見交換します。
by ncpc-blog | 2010-06-15 17:55 | スタディーツアー